Q.長期間放置されていた、財産の遺産分割協議について質問です。

　30年ほど前に亡くなった父方の祖父の遺産分割協議について、弁護士から手紙が来ました。

　父には弟が一人(私から見たら叔父)がおり、手紙の主は叔父が依頼したという弁護士です。「祖父の遺産分割協議が放置されたままで、長年叔父が一人で管理してきたので、全部を相続したい」という内容でした。

突然のことに驚きましたが、

・祖父が亡くなった時は父も存命で、母も三年前に亡くなった。二人が存命中に遺産分割協議の手続きをとるべきだった。
・現在遺産総額は5000万ほどと高額であるのに、両親にも私にも叔父から遺産があることを伝えられたことがなかった。

について納得できず「同意できない」と回答を送ったら、遺産分割調停になっています。

　長年管理して固定資産税を負担していたという理由だけで、全て一人で相続するという主張は、法律的に正しいのでしょうか？

　私は分筆などをして、叔父と私で公平に分けるべきだと主張しています。
　しかし叔父は、「それなら管理にかかった費用30年分(水道代、固定資産税などの税金、共益費などのその他の費用)を払うべきだ」と言います。

　正直言ってかなりの高額なので私は時効にかかる10年を超える分まで負担したくありません。
30年もの長い期間、遺産があることを知らせないで放置していたのは叔母の失敗で責任もあるだろうから、時効にかかっていない10年分だけは負担してもいいと思っています。
　このような主張は認められるでしょうか？

　叔父は他にも賃貸住宅をたくさん所有していて、遺産と一緒に管理し、確定申告しているようです。
　この場合、他の物件の固定資産税や電気代などの費用も一括して請求されてしまうのでしょうか？

　ご回答よろしくお願いいたします。